『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!

2011年02月28日

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映画『SP革命篇』『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!
平成23年3月12日(土)
全国ロードショー
 

監督:波多野貴文
原案・脚本:金城一紀  音楽:菅野祐悟
出演:岡田准一 香川照之・真木よう子・松尾諭 神尾佑・山本圭・堤真一 ほか
配給:東宝


そして「革命篇」へ
ついに完結。


iconN12 あらすじ iconN12

官房長官を狙ったテロから2か月。警視庁のSPである井上(岡田准一)は上司の尾形(堤真一)への不信感を募らせながらも、尾形の指令で国会での警備を担当することになる。この日、尾形の人生をかけた計画が実行に移されようとは知る由もなかった・・
そして麻田雄三(山本圭)内閣の不信任案の採決が行われようというそのとき、国会議事堂で銃声が鳴り響く。一斉に活動を開始するテロリスト。そして尾形と行動を共にする意外な人物たち。
誰が敵で、誰が味方なのか・・
騒然とする国会内の様子が一部始終、日本全国に生中継され、全国民が見守るという異常事態。
初めて明かされる、尾形の決意と行動の真の意味とは?
その時、井上は何を考え、何を願うのか?

      +++   +++   +++

映画「SP 革命篇」は、昨年の2月に滋賀県庁舎、滋賀県議会棟を使って一週間にわたって撮影が行われました。
今回はその撮影風景をご紹介します。
今回の滋賀県での撮影ポイントは主に次の3カ所です。

映画 現場1>>県庁地下通路 --------
普段は職員もめったに通ることがなくなった県庁地下通路。

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!

 以前はこの通路の先には滋賀の文化を発信し、見守り続けた文化ホール「滋賀会館」があり、食堂や映画館などがあったため、通路には多くの人が通行していましたが、昨年3月には滋賀会館も廃止され、通路を行き交う人もめったにおりません。
また、今は写真のようにシャッターが閉じられているところにも喫茶店やクリーニング屋、スーツ屋などが入店されており、多くの人でにぎわっていましたが、今では全て閉店されており、通路は少し不気味な雰囲気を醸し出しています。

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!

そこに目をつけたのが波多野監督率いるSP制作チームです。
ロケハンの当初は、「国会のエントランス」の設定で滋賀県庁を見に来られましたが、聞くと岡田さんとテロリストがアクションを繰り広げる地下通路も探しているとのこと!
早速スタッフに見てもらうと好感触で、岡田さんのアクションシーンも滋賀県庁で撮影してもらうこととなりました。

(ロケハンの様子※ロケハン=ロケ地探し) 
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 地下通路では主に井上(岡田准一)とテロリスト中里とのアクションシーンや、尾形(堤真一)が麻田首相(山本圭)を追いつめるシーンが撮影されました。
 特に井上と中里とのアクションシーンは必見で、二人の死闘は撮影現場にも緊張感を与えていました。
アクションシーンは現場で動きを確認しながら作っていくため、撮影には早朝から深夜までかかり、時間を掛けて撮影されました。
主演の岡田准一さんは撮影の度に毎回モニターチェックをしながら撮影をこなされました。

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!
『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!
(c)2011「SP」プロジェクトチーム


暗くて狭い通路にスタッフがひしめき合いながらの撮影でした。

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!   

衛視がテロリストに拘束されて、地雷をむりやり踏まされるシーンもココ。

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!
(c)2011「SP」プロジェクトチーム

ちなみに、映画の中で衛視が踏まされている地雷はこんな感じのものでした。

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!


次の必見は美術スタッフによる作り込みです!
普段は何気ない地下通路や県庁の正面玄関ですが、深夜にわたる作り込みにより
国会のエントランスや地下通路が様変わりしました。
前日に県庁舎へ美術スタッフが乗り込み、地下通路のシャッターの上からパネルをはめ込んでシャッターを隠したり、
県庁正面玄関のフロアにカーペットを敷き詰めるなど・・・
県庁職員も「ここってどこ?!」と見違えるような出来でした。

<作りこみ前>                        <作りこみ後>
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映画 現場2 >> 県議会棟 --------

 議会棟は日頃は滋賀県議会の議員さんが出入りされる入口です。県庁舎の西側にあるので、西玄関とも言われます。

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!

平素は「滋賀県議会」と書かれた看板も、この日は「衆議院西通用口」に掛け替えられています。

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ここでの撮影は、テロリストが国会の記者入口を通り抜けていくシーンや、テロリストが衆議院棟を封鎖するシーンが撮影されました。

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!
(c)2011「SP」プロジェクトチーム
『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!
(c)2011「SP」プロジェクトチーム

議会棟での撮影は滋賀県ロケ初日の朝一番に行われた撮影でしたが、朝の暗い時から県庁の前広場は大量の車と機材で溢れかえりました。
とにかくこのSP撮影チームの車両と機材の量はハンパではありませんでした。
朝出勤した県庁職員もびっくりでした!

『SP革命篇』 滋賀県庁ロケレポート!
「夜」ではなく、「朝」の風景です。早朝から深夜まで頑張っています。

滋賀県庁ロケレポートまだまだ続きます ----------------------------------------------------


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Posted by 滋賀ロケーションオフィス at 17:14 │撮影風景
この記事へのコメント
臨場感あふれるレポありがとうございます!

先日試写会で「SP革命篇」を見てきたばかりなので
写真、1枚1枚、あのシーンが心に蘇ります。

撮影秘話を知ってから見ると
また感慨深いのでしょうね。
公開したらまた見にいくので
その時は、撮影裏話を思い出してみます。
Posted by キャメルン at 2011年03月01日 09:28
ありがとうございます!
祝、初書き込みです。(笑)
喜んでいただけて本当にうれしいです。
地下通路は映像に写り込んでしまうので、撮影現場が見にくいため、十分なレポができたか心配でしたが、ホッとしました。
また滋賀ロケのロケレポートを見に来て下さい!
Posted by 滋賀ロケ at 2011年03月01日 17:57
革命篇を試写会で観たので、シーンが蘇りました。

その場に一緒にロケをしたような気分で
写真やレポを見させて頂きました。

本当に映画を作るって凄い作業なんだなと改めて感動。

いいロケ地がありますよって、お知らせしなかったら
あの地下通路のシーンは、また違っていたのかな・・と考えると
ご縁があって良かったなと思います。

また次のロケレポートも楽しみにしていますね。

初日に革命篇をまた観ますので
ここはこうだったんだなと思いながら観ます。
Posted by 関西ロケ嬉しいな at 2011年03月02日 14:38
詳細なロケ地レポ、ありがとうございます。

ちょうど去年、撮影直後にあの地下通路へロケ地めぐりに行ったんですが、このレポを読ませていただいて、また行きたくなっちゃいました。
地下通路、かなり雰囲気ありますよね。
怖いくらいでした。

そして、「革命篇」。先日の試写会で見たのですが、すごくよかったです。
そんな素晴らしい作品に、地元の建造物が参加できてるなんてすごく嬉しい。

「まだまだ続きます」を期待しています♪
Posted by うらみき at 2011年03月03日 01:42
★関西ロケうれしいな さん
コメントありがとうございます。
時代劇が得意な滋賀県に、現代劇の撮影に来てくれるのも
なかなかないことなので、本当に「ご縁」だったのでしょうね。

滋賀県でも現代劇で使えるロケ地がたくさんあるんだぞ!
とアピールすることができました。
それにしても、違和感なく国会議事堂に化けていた映画技術には
驚かされます。

これをご覧になってから、映画を見られたらまた楽しめると思います。
公開後にまたよろしくお願いいたします。


★うらみき さん
コメントありがとうございます。
すでにロケ地見学にお越し頂いていたのですね。
この狭い暗いところで、あのアクションシーンが撮られていた実感が
湧きましたか?
現在ギャラリー展もしておりますので、ぜひまたお越しください。

なお、まだまだ続きます・・は「引き続き~」のブログのことでこの2つ以降は
続きません。(笑)
紛らわしいので順番をかえておきました。
すみません。
他の作品が控えておりますので、次もぜひお読みください。
Posted by 滋賀ロケ at 2011年03月03日 12:03
これはすごい!革命篇、何回か鑑賞しました、多分ここは滋賀…ここはセット?などと考えながら観るのがたいへん面白いのですが、つくりこみ前後を並べていただけてよりわかりやすくなりました!たしかに半端ないつくりこみようですね!!でももともとの薄暗いこの雰囲気があってこそ!ロケハンチームに地下道を紹介されたご担当者の方、グッジョブですね!!
1F階段付近は名古屋の正面階段とよく似ていますね。こちら地元に近いので、勝手にコラボな気分です。
続篇、ものすごく楽しみです!詳細なる紹介、ほんとうにありがとうございます。
Posted by ao64 at 2011年03月26日 07:44